乳腺の内科的な診療をいたします。
乳房にしこりがある、乳汁が出る、乳房が張った感じがする、乳房痛があるなど、気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
※マンモグラフィはなく超音波のみの検査になります。要精密検査や外科的治療の患者様は、連携病院を紹介させていただきます。
乳腺炎
乳腺炎は産褥期などに起こりやすく、赤く腫れ上がったり、熱が出たりすることがあります。
膿が出たりして治りにくい場合もあるので、炎症の程度を観察し、抗生物質の投与や、穿刺や切開などの外科的処置が必要かどうかを判断します。
乳汁の流れが悪くなり、マッサージや授乳後でもしこりや疼痛が増し、熱が出るような場合は乳腺炎の可能性があります。このような場合には、まず受診してください。
線維腺腫
線維腺腫は20~30代の女性にみられる良性腫瘍です。診断が確定していて、大きな変化が無ければ、手術をせずに定期検査で経過を観察しますが、大きくなったり、摘出希望があるような場合には手術をすることもあります。
乳腺症
腫れや張り、乳腺の痛みや灼熱感のあるケースを総称して乳腺症と呼んでいます。30~50歳の女性に見られ、視触診など検査で腫瘤やしこりを認めた場合に乳がんが隠れていないか精査する必要があります。しかし乳腺炎や乳がんのような、明らかな疾患とは別物と考えてよいでしょう。通常は治療の必要はなく、診察を受けた後から症状が軽快するケースが多いものです。